ベストコンディション作成の備忘録

自分のベストな調子を作るためのメモ

断る勇気も必要だと理解する

ダメなものはダメと言える勇気を持つ。

簡単なようで難しく、でもみんなが知っているようなことではあります。でも、これができないから苦労をするし、自分自身を失くしていくよな…って思ったりする。

ノーと言えないから悩む

悩みや不安は拒絶と義務の間にあることが多い

悩みや不安、恐れを紐解いていくと、”やりたくない”って本音と”やるべきだ”という圧力のはざまで苦しんでいるんじゃないかな?と思うことが多くある。

やるべきだってものの中には、義務だったりが含まれているので、仕方がない部分はある。あるんだけど、それが”やりたくない”ってことばかりだと、やっぱりストレスや悩み、不満などのネガティブで押しつぶされてしまうように思う。

そんな自分自身を守るのが”断る”という事だと感じている。

ノーと言えることはとても大切

ノーと言えない日本なんてことが昭和時代に言われ、日本人はノーと言えないと海外から揶揄されたものです。日本人を動かしたいなら「みんなやってるよ」と言えばいいなんてブラックジョークもあったっけな。

ノーと言わないことは美徳のようであっても、価値観の違う人から見れば、主体性のなさや臆病さに映るなんてことがありますから、ノーと言わないことは立派なことでもなんでもないと僕は思っています。

だから、ノーと言うべきことは言う。これって結構大切だと思います。

結婚を義務とするかのような価値観

僕自身いい年をした独身男性なので、周囲からは「なぜ結婚をしないの?」という言葉を頻繁に投げかけられました。最近はあまり言われないので、周囲も諦めてくれているのだと思いますが、結婚をしないのはなぜ?と言われるたびに、こうも思っていました。

(あんた結婚をするのが当たり前だと思っているけど、それこそなんでなん・・・?)

ヤな奴ですね~

でも、そう思っていたのは事実だし、結局、自分が疑問に思うことをやりたくないって思い続けていたら、独身のままで今に至っています。

 

誤解をされる前に言い訳をすると、結婚に否定的なわけじゃありません。したい人はすればいいと思っています。それ以上もそれ以下もありません。同時に、したくない人は無理にしなくても良いとも思っています。

「結婚したいわけじゃないけど、しないと世間的に…」

みたいなことを結婚理由として語る人が身近に数名いますが、いやいや…あんたの人生なのに、なぜ世間体優位なん?と思ったりもしてしまいます。

でも、それは僕の価値観であり、その人にとってそれが幸せなら何も問題ではありません。ただ、ノーと言えないからそういう風に流されに流されているのなら、いつまで経っても辛いんじゃないかな?なんて思うんです。

ノーと言えるからより良くなる

ノーというのは簡単

ノーと言うことは何も難しいことじゃありません。

知らない人にお金を貸してと言われても、たいがいがノーとなるはずです。ノーと言えない人がいたら、多分、社会的に生きていけないと思います。悪い人にすべてを奪われてしまうはずですから。

だから、一定レベルの社会人の人たちはちゃんとノーを言う能力は持っているはず。

でもノーと言いにくいのは、それをいう事でもっと大きな何かを失う気がするという予感がノーを言わせないのだと思います。

でも、これもよくよく考えると、本人がノーと言ったことで不満を感じたり、不服を露わにする人って、本人のことを思っている人なのかな?

ノーを認めない人は本当に自分に有益?

本人のことを思うなら、本人が「ノー」と言ったら「わかった」で引き下がるか、「どうして?」となるはずです。

「どうして?」と理由を聞くのは、言い負かしてやろうねじ伏せてやろうという聞き方ではなく、意思の確認や条件の調整程度のものになると思います。不都合があって譲歩可能なら譲歩しますよみたいな。

そして、本当に自分の事を思って言っているなら、ちゃんとこちらの言い分を聞きつつ、でも、なぜこういう提案をしているのか…ということも丁寧に伝えてくれるはずです。その姿勢の有無だけで、相手の思いが分かったりもします。

つまり、ノーということで、相手の本来の姿が見えると言ってもいいかもしれません。

なので、ノーと言ったことで切れる関係性なら、それはそもそも自分のためになる関係性ではない可能性が高いです。意思を尊重しない、都合を確認しない、0か1だけで判断するという事なのですから、利用価値だけで見られているかもしれません。そんな人との関係、切ったほうが良いのでは?…と僕は思います。

最後に

そんなことも相まって、ちゃんとノーと言うことで正しい人間関係に収まっていくよな…って思います。

逆に、ノーと言えない人ほど、変な人や悪い人に付きまとわれているようにも見えます。

交渉事では、no deal(交渉決裂)というカードを持たない交渉人は弱いと言います。no deal(交渉決裂)がないのだから、どうしても交渉を結ぶしかない。交渉を結ぶしかないのだから、こちらの無理な条件をいくらでも飲んでくれるよね?となるためです。

(カルト宗教やマルチ商法などは、必ずこれを利用しています。交渉決裂という選択肢をまず削って、その選択肢を失くしてから無理難題を押し付けます)

そんなことも含めて、ノーと思ったらノーと言える。ノーと言われても受け容れられる。そういう関係性で人間関係を作ることができれば、人間関係にまつわるトラブルやストレスはグンと減るよね…なんてことを思うわけです。